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オラクルのEmbedded(組み込み)ソリューション
[第2回] ニッポンの組み込みシステムのために、オラクルができること。

前回は、 オラクルの組み込みソリューションの概要についてご紹介しました。
2回目の今回は、ソリューションの中心となる、オラクルの組み込みデータベース製品について説明します。


はじめに〜製品の位置付け

まず、組み込みデータベースとは、次の条件を満たすデータベースのことを指します。

  • メンテナンス・フリー(ゼロ・アドミニストレーション)であること
  • 予期せぬ動作(たとえば瞬断時)でもデータが壊れないこと
  • 多種多様なプラットフォームに対応すること

オラクルは、組み込みデータベース製品として、サーバーのOracleデータベースのフロントエンドに適した「Oracle TimesTen In-Memory Database」、Oracleデータベースと接続するデバイス向けの「Oracle Database Lite 10g」、そしてデバイス内データベース管理向け「Oracle Berkeley DB」を提供しています(図1)。今回は、これら3つの製品について詳しくご紹介します。

図1 オラクルの組み込みソリューションの全体像
図1 オラクルの組み込みソリューションの全体像
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各製品の概要と特長

Oracle TimesTen In-Memory Database

Oracle TimesTen In-Memory Database(以下、Oracle TimesTen)は、マイクロ秒の応答速度を実現するリレーショナル型のインメモリ・データベースです(図2)。ディスクの存在を前提としたOracle Database 10gとくらべて、きわめて高いレスポンスとスループットを提供します。組み込み型としても、クライアント/サーバー型としても利用することができます。対応するプラットフォームは、HP-UX、AIX、SUSE Linux Enterprise Server、MontaVista Linux CGE、Sun Solaris、Microsoft Windows Server 2003です。キャリア・グレード・サーバーのように、高いレスポンスを必要とするシステムに適しています。おもな特長は以下のとおりです。

  • SQLによる高速データアクセス
  • Oracleデータベースをバックエンドにした、リアルタイム・キャッシング機能

なお、Oracle TimesTen In-Memory Database 7.0(2006年12月リリース予定)以降では、Oracleデータベースとの親和性をさらに高めるため、データタイプにデフォルトでOracleデータベースの互換モード[OracleMode]が用意されます。

図2 Oracle TimesTen In-Memory Databaseのアーキテクチャ
図2 Oracle TimesTen In-Memory Databaseのアーキテクチャ
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Oracle Database Lite 10g

Oracle Database Lite 10g(以下、Oracle Lite)は、実行に必要なメモリ量(フットプリント)が小さく、センター・データベースとのデータ同期が簡単におこなえる、モバイル機器や組み込み機器用のモバイル・データベースです(図3)。対応プラットフォームとしてはLinux、Windows CE、Symbian OSの実績があります。おもな特長は以下のとおりです。

  • SQL-92準拠
  • センター・データベース(Oracleデータベース)と柔軟に同期
  • クライアント/サーバー間のデータに対してFIPS-140準拠AES、およびSSLベースの暗号化が可能

Oracle Liteは図3に示すように、クライアント側のODBC/ JDBC、Mobile SyncおよびOracle Lite Kernelコンポーネントとサーバー側のMobile Serverコンポーネントで構成されています。

図3 Oracle Database Lite 10gのアーキテクチャ
図3 Oracle Database Lite 10gのアーキテクチャ
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Oracle Berkeley DB製品ファミリー

Oracle Berkeley DB製品ファミリーは、オープンソースベースで多くの導入実績をもつ非リレーショナル型のデータベースです(図4)。パフォーマンスが高く、データアクセスが限定されている場合にはとくに有効です。本製品は、Oracle Berkeley DB、Oracle Berkeley DB Java Edition、およびOracle Berkeley DB XMLから構成されています。おもな特長は以下のとおりです。

  • フットプリントが極めて少ない
  • データベースはインメモリでもディスク上でも配置可能
  • XML、Javaによるデータアクセス
  • デュアル・ライセンス・モデル採用(ユーザーはオープンソース、もしくは所有権ライセンスの選択が可能)

現在サポートしているプラットフォームはLinux、Windows 2000/XP、VxWorksですが、順次サポートするプラットフォームを増やしていく予定です。

図4 Oracle Berkeley DBの製品ファミリー
図4 Oracle Berkeley DBの製品ファミリー
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まとめ

以上、オラクルの組み込みデータベース3製品について概要を説明しました。これらの3製品によって、上位に位置付けられるサーバーから下位のデバイスまで、トータルでカバーできるラインアップとなっています。各製品の詳細については、以下のURLをご参照ください。

Oracle TimesTen In-Memory Database

http://www.oracle.co.jp/database/timesten.html

Oracle Database Lite

http://www.oracle.co.jp/database/Lite_Edition.html

Oracle Berkeley DB

http://www.oracle.com/database/berkeley-db.html

次回は、組み込みデータベースとバックエンドのサーバーが連携したサービスについてご紹介します。

システム製品統括本部 アドバンストソリューション本部
Embedded ビジネス推進部
遠藤 有樹
お問い合わせ先
Oracle Direct TEL 0120-155-096
http://www.oracle.co.jp/contact/