では、その設定例は?
OracleのOUIをリモートで実行するために、ノートPCを1台用意し、そこでCygwinをセットアップする例を紹介します。OSはWindows2000
Professional+SP4で、プリインストールされたOSにWindows UpdateでSP4やセキュリティのパッチを導入した状態から始めます。Cygwinのセットアップをより簡単におこなうために、インターネットに接続できる環境をお薦めします。
【手順1】最初にCygwinをダウンロードします。
http://www.cygwin.com/setup.exeからダウンロードしたインストーラ(setup.exe)を適当な場所へ保存します。
【手順2】setup.exeを実行し、いくつかの選択項目を決定していきます。
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| 図1:setup.exe実行 |
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「次へ」のボタンで、バージョンの確認→ウィルスチェックのソフト(一部ソフトでインストールが妨げられる)→ダウンロードのソース…と選択していきます。例で使用した設定値は、下記のとおりです(テスト環境ではすべてデフォルトを選んでいます)。
Disable virus
Scanner:Leave Virus scanner alone
Choose A Download Source:Install from Internet(downloaded files will be kept for...)
インストール先:C:\Cygwin
インストール用のパッケージ保存先:C:\Cygwin_setup
Install For:All Users(Cygwinの実行ユーザー)
Default Text File Type:Unix(改行コード)
Proxyの設定:Direct
Choose A Download Sites:ring.so-net.ne.jp |
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ダウンロードをするサイトをリストから選択しますが、デフォルトで選択されるパッケージがサイトによって異なる場合があるので、選択する項目を修正しなければならないこともあります。
パッケージ選択画面Select Packagesのなかで、Category:X 11○Defaultとなっている部分をダブルクリックしてパッケージのリストを表示します。そのなかで、Package:X-startup-scripts:
Cygwin/X startup-scriptsは忘れずに選択しましょう。これを選べば、最低限OUIを表示するために必要なパッケージが、依存の解決により選択されます。
とバージョンが表示され、チェックが入っていることを確認します。
Nextを選択すると、ダウンロードとインストールを開始します。このインストール方法で、C:\Cygwinは90MB、C:\Cygwin_setupは700KBほどの使用容量でした。あとは、Installation
Complete.が表示されてインストールは終了です。
【手順3】Cygwinを起動してみましょう。デスクトップ上のアイコンをダブルクリックして、起動します。ここでは、OracleをインストールしようとするLinuxサーバーとノートPCがNetworkで接続された状態を前提とします。最初に実行環境のセットアップが少し動きます。その後のプロンプトでそのまま
と実行してみます。起動した画面ではスクリプトの内容が流れ、タスクトレーのアイコンに“X”のアイコン(図2の右下緑丸参照)が表示され、xtermが1つ起動すれば、OKです。
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| 図2:setup.exe実行 |
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起動した xterm上で、
として、リモートからのXの表示を許可します。(+は制限なしの場合)
サーバー側でrootユーザーから、
のように指定します。この例では、IPアドレスが192.168.0.5のdisplay番号0を出力先として指定しています。
サーバー側で
(サーバー側でインストールされている必要があります)
を実行し、ノートPC側で実行されるかを確認します。この表示がでれば、
を実行してインストールできます。
注意点がひとつあります。Cygwinをこの例のとおりインストールしただけでは、OUIの日本語フォントは表示できません(Cygwin側に設定を追加することで、対応可能です。「Cygwin
日本語」などを条件に検索すれば、ヒントはすぐに見つかるでしょう)。回避策のひとつとしては、英語環境でのインストールが考えられます。その場合はORANAVIを使って、OUIを一度立ち上げる時点まで実行し(先にユーザー作成や環境変数をセットするところまで実行しておく)、起動した文字化け状態のOUIを右下のボタンで終了させます。その後、作成したOracleのownerユーザーで再ログインし、上の例のrootユーザーと同様にDISPLAY環境変数を設定します。
としたあと、runInstallerを起動すれば、英語でのインストールが可能になります。
注意:インストールする環境によっては、上記の手順どおりにならない場合もあります。 |