Oracle Fusion Architecture
次なる革新として新たに発表されたのが「Oracle Fusion Architecture(OFA)」だ。オラクルは、2004年初頭に開催したOracle
AppsWorldで、「Oracle Information Architecture(OIA)」を発表した。これは、WebからSOAベースに移行してきたアプリケーション環境を踏まえ、「サービス指向アプリケーションを実現する新たなアーキテクチャ」として提起されたものである。OFAも、SOAを実現するという目的は同じだ。OIAとOFAの大きな違いは、前者がアーキテクチャを基本的にすべてオラクル製品で構成していたのに対し、後者はPeopleSoftやJD
Edwardsなど新たにオラクルの製品群に加わったものはもちろん、ミドルウェア層ではIBMのWebSphereなど他社の技術をも取り込んで構成されている点だ。
OFAの特長は、徹底したモジュール化だ。このモジュール化を細かいコンポーネント単位にまで落とし込んでいるため、問題が起きても独立した小さなコンポーネント単位で解決でき、他に影響を及ぼすことがない。そして、これらのコンポーネントはすべて業界標準に準拠した技術で構成される。
「SOAを進めるうえで、他社はさかんにプロセスの話をする。実際にSOAを実現するには、プロセスだけではだめだ。プロセスとデータがあって初めて実現できる」と、OFAがSOAに最適であることをフィリップスは強く主張した。
このOFAを最初に現実のものとするのが、「Project Fusion」と「Oracle Fusion Middleware」だ。Project Fusionは、2008年を目標にあらゆるアプリケーション製品をOFAのもとに統合していくプロジェクト。これにより、既存の投資を保護しつつ、顧客に最適なベスト・オブ・ブリードを実現する。Oracle
Fusion Middlewareは、アプリケーション・サーバーの技術を基盤として、ミドルウェアでさまざまなアプリケーションの連携を強化している。その特長の1つとして、「Hot-Pluggable」がある。これは、オープンで標準に則ってコンポーネント化されたOFAに基づく機能で、サードパーティーのISVなどが、簡単に独自のアプリケーションや機能をプラグインできるものだ。 |