SOA導入、成功する企業と失敗する企業

「スピーディなビジネス展開を可能にする」「システムのコストを削減できる」「経営とITの一体化を図ることができる」−。急激に変化するマーケットへ迅速に対応することが求められる中、ビジネスの観点でもシステムの観点でも様々な期待をが寄せられるSOA。しかし、SOAは魔法ではない。当然ながら、導入に成功する企業もあれば、失敗する企業もある。そこで、本企画では「ビジネス」と「テクノロジ」それぞれの観点から、成功に導くためのポイントがどこにあるのかについて考えていく。
※本コンテンツは2008年2月25日~4月11日までITproにて掲載されていたものです。
ビジネス編
前編:SOAは魔法の呪文ではない 組織的な取り組みが成功のカギ
SOAが新時代のシステム構築のためのコンセプトとして注目を集めるようになって久しい。すでに多くの企業がその導入によって成果を上げている一方、導入が思うように進まず、失敗に終わるケースも少なくない。本連載では2回にわたって、SOA導入を成功に導くためのポイントをビジネス的観点から解説していく。1回目となる今回では、まずSOAが注目を集める背景要因を踏まえ、組織的な取り組みがいかにあるべきかを検討したい。
後編:一面的な取り組みでは成果は得られないトータルな視点からのシステム構築を
「経営戦略の中に明確に位置づけること」、「成功体験を積み重ねること」「組織横断的なチームを編成すること」−−。前回は、組織や戦略的な位置付けから SOA導入のポイントについて解説した。それでは、実際にSOAに基づくプロジェクトを実践していく上で、留意すべきシステム面からのポイントはどこにあるのだろうか。今回は、SOAに基づいて構築すべきシステムがいかにあるべきかという視点から、そのポイントを紐解いていく。
テクノロジー編
前編:全体最適を踏まえた取り組みがSOAによるシステム構築のカギ
企業がビジネス競争力を向上していくうえで必要となる、急激な環境変化にも柔軟に応え得る対応力を備えたシステム基盤。その実現に向けた有効なアプローチとして注目されるSOAだが、実際にSOAをシステムに適用していくに当たっては、まだ何かと課題も多い。ここではビジネス編に続いて、テクノロジーの観点から、SOAを実装する段階において起こる課題と、それを解消するためのポイントを2回にわたって紹介していく。
後編:将来的なシステム展開を考慮した拡張性の高い基盤構築が成功へのカギ
変化するビジネスニーズに即応できる柔軟性・拡張性を備えたIT基盤の整備に向け、いま多くの企業の間でSOAによるシステム構築が取り組まれている。実際にSOAを適用していくに当たって、克服すべき技術的課題、システム構築上の留意点とはどのようなものだろうか。前回に引き続き、企業におけるSOAに向けた取り組みを成功に導くためのポイントを検討する。また、SOAを適用してビジネス上の成果を享受している、ある製造業の企業における事例も紹介したい。


