事例:新関西エアポートサービス社(NKAS)の選択 ANAロゴ
Oracle Application Server 10g 業務革新に向けてOracle9i Application ServerとBC4J+Strutsを採用

宮内 純一氏 田中 嘉人氏 岡部 忠行氏 斎藤 稔氏
新関西エアポート
サービス株式会社
企画部
副部長 兼企画グループリーダー
宮内 純一氏
新関西エアポート
サービス株式会社
企画部
企画グループ
主査
田中 嘉人氏
新関西エアポート
サービス株式会社
業務部
運送4グループ
主任
岡部 忠行氏
全日空システム企画株式会社
eソリューション部 
マネージャー
斎藤 稔氏
全日空グループの一員として、関西国際空港でのグランドハンドリングサービスを提供している新関西エアポートサービス株式会社。同社は、ITを活用した間接業務の見直しという経営計画を実現するために、Oracle9i Application ServerとBC4J + Strutsを採用し、業務プロセスの革新に向けた新システム、NKAS STATIONを開発した。


今回のお客様
会社名:
新関西エアポートサービス株式会社
創業:
平成4年4月27日
会社規模:
資本金:1億円
導入製品:
Oracle9i Application Server
対象システム:
NKAS STATION
開港10周年に向け新たな飛躍を目指したNKAS STATIONの構築にはOracle9i Application Serverを採用

新関西エアポートサービス株式会社が、Oracle9i Application Serverと BC4J+Struts を採用した新システム(NKAS STATION)を開発した背景には、3年前に取り組んだ中期経営計画の目標があった。その経緯について、企画部 副部長 兼 企画グループリーダーの宮内純一氏は説明する。

「中期経営計画の中で、当社の社長(当時は常務)が『ITを活用した間接業務の見直し』というテーマを掲げました。この目標を達成するために、我々はプロジェクトチームを作って現行業務の見直しと、新たなシステム構築に取り組んできました」中期経営計画が目指した改革は、管理やプロセスなどの間接業務の見直しにおいてITを活用することだった。その目標を実現するために、全日空システム企画株式会社もプロジェクトに参加して、業務プロセスの分析からシステムの構築に取り組んできた。

同社のeソリューション部 マネージャー 斎藤稔氏は、システム構築においてOracle製品を選択した理由を次のように語る。「当社として責任を持って推奨できるシステムはOracleでした。社内に開発経験の豊富な技術者がいることに加えて、Oracle9i Application ServerのDiscovererに注目したのです。NKAS STATIONでは、現場からデータを収集するだけではなく、そのデータを分析することで業務改革につながる次のステップまで考えていました。そのためには、分析機能に優れているDiscovererを活用できるOracle9i Application Serverが、最善の選択だと考えました」

 
BC4J+Strutsの将来性に注目し全日空グループで初となるOracle9i Application Server JDeveloperによる開発を推進

「NKAS STATIONが目指した間接業務の革新の一つが、徹底したペーパーレス化でした」企画部 企画グループ 主査 田中嘉人氏は、開発におけるポイントを指摘する。
紙による報告や情報の回覧は、時間がかかりミスや無駄も多くなる。さらに、紙による報告書では、決められたことを定型的に記入することが多いため、実際に現場で起きている変化や問題などを発見しにくいという。

そして、開発においてOracle9i Application Server JDeveloperを選択したメリットについて、斎藤氏は次のように語る。「ペーパーレス化という目的にとって、Oracle9i Application Server JDeveloperによる開発はとても効果的でした。また、BC4J+Strutsによる設計では、全画面を同じ動きにできるので、統一感のある操作性を実現できました。この開発環境では、一つの基本画面を設計しておいて、その流れにのせてそれぞれの業務処理に関連した画面をデザインできるため、開発効率を向上できました。また、完成したアプリケーションも、一つの操作説明をするだけで、他の機能も感覚的に理解してもらえるので、教育時間の短縮にもつながりました」

 
三段階の開発フェーズでシステムを計画的に構築し安定した稼動を実現

同社では、Oracle9i Application Server JDeveloperの早期リリース版をもとに、2年前から開発に取り組んできた。早期リリース版による開発は、Oracleの最先端技術を活用したシステムを構築できる半面、正式版がリリースされるまでは、本格的な稼動へとシフトできないスケジュール的な課題もある。しかし、NKAS STATIONの開発プロジェクトでは、その課題を三段階の開発フェーズに分けることによって解決した。

その取り組みについて斎藤氏は次のように語る。
「今回のプロジェクトでは、フレームワークの採用も、JAVAによる本格的なアプリケーション開発も、メンバーにとっては初めての経験でした。そこで、開発フェーズを三段階に分けて、段階的に運用規模を拡大する方法を採用しました。その結果、2004年1月の最終段階では、安定したシステムを全社規模で運用できるようになりました」

同社のシステムは、2台のOracleサーバーと約90台のクライアントPCによって稼動している。広い空港に設置された7つの拠点から、現場の業務で発生する情報を入力していく。「今回のシステムは、我々の希望通りのものとなりました。そして、今年から新たな中期経営計画がスタートします。そこで、これからはこのNKAS STATIONによって集められた情報を元に、全日空グループにおけるグランドハンドリング部門のナレッジセンターとして、業務改革や人材育成に貢献するシステムへと発展させていく考えです」宮内氏は、今回のシステム構築は「成育期の基盤作り」を目標としていたという。

そして、これからの3年間は「成長期への飛躍」がテーマになるという。ANAグループの経営理念にある「夢と感動を届ける」という目標に向かって、Oracle9i Application Server BC4J + Strutsによって構築されたNKAS STATIONは、今後もさらに発展を続けていく。