森永乳業が提供している商品は、消費者の日々の生活を支える食品が中心となっており、提供が滞ることが許されないものである。この考えが森永乳業のIT構築における基本思想となっている。
森永乳業が数年前まで使用してきたITインフラはいわゆる分散型のシステムであったが、近年の合理化施策に伴い、現在では集中型のインフラに変わっていた。
一般的に集中型に比べて分散型のIT構成は、耐災害性が高いという特徴がある。
平成7年(1995年)兵庫県南部を襲った阪神淡路大震災で、森永乳業の近畿工場は被害を受けていた。この震災の影響で、当時分散型でシステムを構築していた3台のサーバーのうち2台が影響を受けて停止することとなったが、分散構成だったためなんとか業務を継続することができたのである。この災害時の被害を教訓として、これ以降森永乳業では常に災害への対策を念頭に入れたシステムの検討を続けていた。
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