総合旅行予約サイト『楽天トラベル』を企画・運営する楽天トラベル株式会社は、2004年8月に同じく総合旅行支援のポータルサイト『旅の窓口』を営むマイトリップ・ネットと合併し、9月より日本最大の宿泊予約サイト、新生『楽天トラベル』を立ち上げた。月間予約受付数は133万(1月実績)を超えている。
同社ではトラフィック増加に対応するため「投資効果の最大化」をテーマに掲げ、オラクルユーザーだったことからそのアーキテクチャの中でハードウェアのコストを下げることを目指して、Oracle
Database 10gとOracle Application Server 10gを新たに採用した。
まずOracle Database 10g導入の背景について、技術プロデュース本部 第1システムプロデュース部 部長の金住主石氏は、次のように語る。
「当社のアプリケーションは、PL/SQLというオラクルの開発したプログラム言語で作られていますが、アプリケーションロジックの部分は本来、分散処理できる対象です。データベース自体は40CPUのOracle9i
Real Application Clustersで構成していますが、このサーバーの飽和状態が近いということで、それならロジック部分を切り出して“より性能単価の安いハードウェアに載せることができないか”と考えました。そこでオラクルや、今回システム構築をお願いした新日鉄ソリューションズ株式会社に相談したところ、それがオラクルのアーキテクチャ上で可能だということで、Oracle
Database 10gを導入したのです」
具体的には、データベースサーバーの前にPL/SQLサーバーとして8CPUのIBMマシンを4台導入し、その各々にOracle Database
10gを搭載した。
またPL/SQLサーバーの導入にあたっては、影響範囲の特定や若干のプログラム変更を行なう必要があったが、この点について技術プロデュース本部
第2システムプロデュース部の鬼本康博氏は、「サイト自体が大きいので、全てを隅々まで確認することはすぐにできません。その中で、オラクルの機能でエラーが出ているところやレスポンスが遅くなっているところを特定してもらうことですぐに対処することができました。またシステムに影響を与えることなく、アプリケーションの入れ替えを行なうことも可能になりました」と語る。
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