2002年7月、米国で企業に内部統制の強化を求める企業改革法(SOX法)が施行された。日本国内でも新会社法、金融商品取扱法(いわゆる日本版SOX法)など、企業統治を厳正化する動きが高まっている。
ファイザー株式会社(グローバルに事業を展開する製薬大手ファイザー社の日本法人:以下ファイザー)は、米国SOX法に対応するため、IT統制を支えるユーザーアイデンティティ管理の基盤を強化する取り組みを進めてきた。
企業活動とITが切っても切れない関係にある以上、内部統制はIT統制に通じている。そしてIT統制に欠かせない1つの要素が、高度なユーザー情報管理体制の構築だ。管理者がユーザー情報管理を厳密に行うことで、システム上の資源にいつ、誰が、どんなことをしたか把握できるまた、アカウントごとにアクセス権のレベルを設定するにも、ユーザー情報を一元管理する仕組みが不可欠だ。
そこで、ファイザーは重複アカウントの排除、ActiveDirectory(AD)の導入、ID・従業員ID・シングルディレクトリサービスとのデータの同期などを経て、全社員11.5万人のIDの認証・管理・認可・グループ管理を行う「Identity&Access Managementサービス」(以下、I&AM)のデリバリー構想を立ち上げ、移行を進めている。目的は情報アクセスの容易化とセキュリティの向上だ。
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