ニュースリリース

2007/09/03
日本オラクル、顧客のIT課題を解決しビジネス変革を加速する「Oracle Database 11g」を国内投入
10月23日よりLinux x86版を皮切りに順次出荷開始

日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、代表取締役社長:新宅 正明)は本日、顧客のIT課題を解決しビジネス変革を加速する最新型データベース「Oracle Database 11g」の出荷を2007年10月23日より国内にて開始することを発表しました。

オラクルは米国でデータベース管理ソフトの開発と販売事業を開始してから30周年を迎えました。世界第一位の企業向けソフトの開発・販売会社に成長した今では、ますます高性能で高品質、そして堅牢な情報システムの基盤ソフトへの期待が高まってきています。

新発表の「Oracle Database 11g」では、1,500万時間のテストを含む延べ36,000人月の開発で製品化されました。また、従来から評価の高かった機能を継承しながら、顧客との密接な連携による要望から生まれた、400を超える機能を新たに付加しています。これら顧客の要望の焦点は顧客のIT投資の約8割を占めると言われる「運用管理コストの削減」、その中でも急速に増え続けるデータやデータ統合需要への対応、システムの安定稼働、システム変更におけるテスト不足に伴うITコスト増加の抑制に集中しています。

「Oracle Database 11g」では顧客やパートナーとの協業によるベータテストを一層綿密に行い、事前の検証を徹底して行った上で出荷されます。また、日本オラクルでは、「Oracle Database 11g」の日本市場投入に向けて、パートナーと共同でOracle GRID Centerを活用した「Oracle Database 11g」の検証とソリューションの早期開発、また技術者育成を目的とした無償のトレーニング、Oracle Universityによる新機能セミナーを展開いたします。徹底した製品検証による製品の完成度の高さと技術者育成の施策により従来よりも極めて早い市場への浸透を目指します。


■「Oracle Database 11g」の主な新機能は以下の通り

「Oracle Real Application Testing」により変更に伴う時間、リスク、およびコストを削減
「Oracle Database 11g」はユーザーのシステムに求められているサービスレベルを達成するために必要な自律的な管理と自動化機能を備えています。たとえばデータベースやオペレーティングシステムの定期的なアップグレードや、ハードウェアなどのシステム変更を行う場合、実アプリケーション環境をキャプチャーして事前のテストを可能にする「Oracle Real Application Testing」機能を初めて搭載しました。

災害対策ソリューションのROIを改善
「Oracle Data Guard」の新機能として「Oracle Active Data Guard」が追加されました。「Oracle Data Guard」機能では、ユーザーが本番環境でのパフォーマンスを改善し、またシステム障害やサイト全体にわたる災害からの保護を行うため待機系であるスタンバイ・データベースを使用します。新機能である「Oracle Active Data Guard」は独自の機能として、スタンバイ・データベースに対してリアルタイムな読み出しとバックアップ操作の実行を行うことができるため、レポートティングおよびバックアップに活用することができます。また、「Oracle Data Guard」はスタンバイ・データベースを一時的にテスト用途で使用するスナップショット・スタンバイ機能を提供します。テスト、本番系から待機系に負荷を分散することにより、「Oracle Data Guard」は本番システムのパフォーマンスを向上し、コスト効率の優れた災害対策ソリューションを実現します。

情報ライフサイクル管理とストレージ管理の拡張
「Oracle Database 11g」は、情報ライフサイクル管理とストレージ管理のコストを引き下げるため、新しいデータパーティションおよび圧縮のための新機能を備えました。「Oracle Database 11g」は、従来は手動だったデータパーティション作業の多くを自動化しました。また、既存のレンジ、ハッシュ、およびリストパーティション関数を拡張してインターバル、参照、および仮想カラムパーティションを実装しました。さらに「Oracle Database 11g」はコンポジットパーティションによりパーティショニングのセットを選択できるようにするなど、ビジネスルールに基づくストレージ管理を実装しています。

ストレージリソースの有効活用
「Oracle Database 11g」では、従来より定評のあるデータ圧縮機能が拡張されました。トランザクション処理、データウェアハウジング、およびコンテンツ管理環境において、構造化と非構造化双方のLOB(ラージオブジェクト)データ管理のために高度なデータ圧縮機能「Oracle Advanced Compression」を提供します。「Oracle Advanced Compression」により、すべてのデータについて2〜3倍またはそれ以上の圧縮率を実現し、ストレージリソースの有効活用によるデータ毎のコスト低減を行います。

データ変更のための「Oracle Total Recall」機能
今回の新しいリリースには「Oracle Total Recall」が搭載され、管理者は過去のいずれかの時点におけるデータの検索が可能になります。ユーザーはいつでも過去の状態を復元することができ、指定したテーブル中のデータを確認することができます。これによりデータの変更追跡、 監査、およびコンプライアンスのためにデータは活用されます。「Oracle Database 11g」では簡単に「時間」というもうひとつの次元を付加することができるのです。

計画外ダウン時の保護
「Oracle Database 11g」は、計画外ダウン時のダメージを最小化します。「Oracle Flashback Transaction」により誤った処理を取り消し、「Parallel Backup and Restore」により大規模なデータベースのバックアップと復元を支援し、データベースを停止することなくデータベースへのパッチ適用を行うことを可能にします。また、「ホットパッチング」によりシステムの可用性を改善します。さらに、新しいアドバイザーである「Data Recovery Advisor」は、障害箇所の調査を自動化し、最善の復元計画を決定し、複数の障害に同時に対処することを可能にします。

様々な形式のデータへのネイティブ対応 
「Oracle SecureFiles」は画像、大きなテキストデータ、あるいはXML、医療画像、3次元オブジェクトなどLOBを格納するための次世代の機能です。「Oracle SecureFiles」はファイルシステムとの間で完全な互換性を確保したデータベース・アプリケーションです。より幅広い企業情報を保存してそれを迅速かつ容易に取り出すことにより、企業は自らの業務プロセスはそのままに、「Oracle Database 11g」の最新機能を業務に利用することができるようになります。

より高速なXML
「Oracle Database 11g」では、従来から提供しているXMLデータをネイティブで格納および操作することのできるデータベース機能「Oracle XML DB」が大幅にパフォーマンス強化されました。BinaryXMLのサポートが追加され、アプリケーションや必要なパフォーマンスに合わせてXMLの保存形態を選択できるようになりました。また、「Oracle XML DB」はXQuery、Java Specification Requests (JSR)-170、およびSQL/XML規格もサポートし、業界標準のインターフェイスを通じてXMLデータの操作を行うことができます。

透過的な暗号化
「Oracle Database 11g」は比類のないセキュリティ機能をさらに拡張し、重要な機能強化をいくつも追加しました。今回の新しいリリースでは高度なセキュリティ機能群「Oracle Advanced Security」の「Oracle Transparent Data Encryption」機能が拡張され、列レベルの暗号化だけではなく、表、索引およびその他のデータ・ストレージ全体の暗号化が可能な、表領域の暗号化を利用できるようになりました。また、データベース内に格納されているLOBにも暗号化を行えるようになりました。

OLAPキューブの組込み
「Oracle Database 11g」ではまた、データウェアハウスについても進化がありました。「Oracle OLAP」はデータベース内で「Materialized View」として動作するように強化されました。これにより開発者はデータのクエリーに業界標準のSQLを使用しながら、「Oracle OLAP」による高パフォーマンスを実現します。新機能の「Continuous Query Notification」を使用すれば、データベースは負荷の大きいポーリングを行う必要がなく、データベースのデータに重要な変更があった場合はそれらを直ちに適用することが可能です。

「Connection Pooling」と「Query Result Cache」
「Oracle Database 11g」のパフォーマンスと拡張性機能は、企業が高度なパフォーマンスと拡張性を備えたインフラストラクチャを構築し、最高品質のサービスを顧客に提供することができるよう設計されています。「Oracle Database 11g」には、頻繁に呼び出される問い合わせと関数の結果をデータベースとアプリケーション層内にキャッシュし、再使用することによってアプリケーションのパフォーマンスと拡張性を拡大する「Query Result Caches」や、マルチスレッド化されていないアプリケーションの接続プーリングを行うことによってWebベースのシステムの拡張性を改善する 「Database Resident Connection Pooling」などの新機能が追加されました。

アプリケーション開発環境の拡張
「Oracle Database 11g」は開発者に開発ツールの選択の自由を提供し、また「Oracle Database 11g」の主要な機能を最大限に活用することによってアプリケーション開発作業の合理化を可能にします。これを実現するために、「Client Side Caching」、アプリケーション、XML処理、およびファイルの格納と検索の高速化のための「Binary XML」などの新機能が追加されました。また「Oracle Database 11g」にはデータベース内のJavaストアド・プロシージャをサードパーティ製コンパイラなしにさらに高速に実行することのできる新機能「Java just-in-time Compiler」、オラクルデータベース上で.NETアプリケーションを開発するためにVisual Studio 2005とのネイティブレベルの統合、「Oracle Application Express」によるAccess移行ツール、およびSQLとPL/SQLルーチンのコーディングを高速化する「Oracle SQL Developer」の使いやすいクエリー構築機能などの新機能が追加されています。

自動管理の拡張
「Oracle Database 11g」の管理機能は企業や組織がエンタープライズ・グリッドを容易に管理し、ユーザーが期待するサービスレベルを達成できるように設計されています。 「Oracle Database 11g」には顧客がシステム管理コストを削減し、かつ同時にデータベース・アプリケーションのパフォーマンス、拡張性、可用性、およびセキュリティを強化できるよう、自動管理のための機能がさらに追加されています。「Oracle Database 11g」の新しい管理機能には自動SQLおよびメモリ・チューニング、パフォーマンスを改善するため表と索引のパーティショニングを管理者にアドバイスする「Partitioning Advisor」、およびデータベース・クラスタのためのパフォーマンス診断機能の強化があります。また「Oracle Database 11g」には「Support Workbench」も新しく追加され、データベースの状況に影響を及ぼすようなインシデントを、それを迅速に管理および解決するための情報と共に、使いやすいインターフェイスを通じて管理者に通知することができます。


■価格
- Oracle Database Enterprise Edition
100,000円(税込み 105,000円)/Named User Plus(最少25ユーザー)
5,000,000円(税込み 5,250,000円)/ Processor
- Oracle Database Standard Edition
37,500円(税込み 39,375円)/ Named User Plus(最少5ユーザー)
1,875,000円(税込み 1,968,750円)/ Processor
- Oracle Standard Edition One
18,600円(税込み 19,530円)/ Named User Plus (最少5ユーザー)
624,400円(税込み 655,620円)/ Processor

新オプション製品と価格
- Real Application Testing
25,000円(税込み 26,250円)/Named User Plus
1,250,000円 (税込み 1,312,500円)/Processor
- Advanced Compression
25,000円(税込み 26,250円)/Named User Plus
1,250,000円 (税込み 1,312,500円)/Processor
- Active Data Guard
12,500円(税込み 13,125円)/Named User Plus
625,000円 (税込み 656,250円)/Processor
- Total Recall
12,500円(税込み 13,125円)/Named User Plus
625,000円 (税込み 656,250円)/Processor

※上記製品のライセンス数はOracle Database Enterprise Editionのライセンス数と一致させる必要があります。また、価格は予告なく変更されることがあります。

■国内提供開始予定および対応プラットフォーム
2007年10月23日 Linux x86
2007年中 HP-UX Itanium、HP-UX PA-RISC、IBM AIX 5L、Linux x86-64、Microsoft Windows (32-bit)、Microsoft Windows x64、Solaris Operating System (SPARC)

■ 製品に関する問合せ先
オラクル・ダイレクト

● 日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数1,712 名(2007年5月末現在)。

■ 本件に関する報道関係からのお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 玉川、鈴木
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

* Oracleは、米国オラクル・コーポレーションおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。